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ザ・ハラノムシ・ワールド開催

茨木元行の編纂した『針聞書』の成立450周年と完全覆刻版刊行を記念するイベントの「ザ・ハラノムシ・ワールド」が、2018年5月13日(日)茨木市立生涯学習センターきらめきホール(大阪府茨木市)で開催されました。

『針聞書』とは、戦国時代の永禄11年(1568年)に、摂津の国(現在の大阪府)に住んでいた茨木元行という人物が書いた東洋医学書です。

針灸や漢方薬に関する知識や技術を記した聞書部分や、人体解剖図、病気の原因と考えられた想像上の虫の図などが描かれており、当時の人々の病気に対する考え方や治療法がわかる貴重な資料です。特に虫の図は、五積や六聚など様々な病気を起こすとされた虫の姿がキモカワイイとして注目されています。

この『針聞書』は、九州国立博物館が所蔵しております。

このイベントでは『針聞書』の完全覆刻版の刊行や、九州国立博物館から貸し出された『針聞書』本体や関連資料の展示などが行われました。

また、中国古筝演奏家の伍芳氏によるライブ演奏や、桂福丸師匠による落語「疝気の虫」、『シティーハンター』冴羽獠役や『北斗の拳』ケンシロウ役などで有名な声優・神谷明氏のトークショーなども催され、多くの市民らが参加しました。会場は虫の図で彩られたバナーやポスターなどで飾られ、『針聞書』の世界観を楽しむことができました。

『針聞書』は、東洋医学や日本文化における重要な資料であり、茨木市鍼灸師会としても関心が高いものです。今回のイベントは、『針聞書』を広く知ってもらう機会となりました。
今後も『針聞書』に関する情報や活動をお伝えしていきます。

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